【今も飲んでる?】最も身近なのに全く知らない おいしいコーヒーの真実
私たちの生活の中で欠かせない飲み物の一つに今や「コーヒー」があるだろう。
カフェも多く立ち並び、朝起きたらまず一杯のコーヒーを飲まないと1日が始まらないという人も少ないないかと思う。
私も漏れなくその1人である。
今や生活においてコーヒーは切ることのできない飲み物となっている。
しかし、その裏で一杯のコーヒーが生産されるまでの過程を想い返す人はあまりいない。
私たちが払っているコーヒー1杯の値段、300~500円は適切なのだろうか?
そこにどんな人が関わっているのだろうか。
あらすじ/解説
今や私たちの生活にとって欠かせない存在となったコーヒー。しかしその原産国であるエチオピアでは多くのコーヒー農家が貧困にあえいでおり、人々は教育を受けられないばかりか食べることさえままならない状況に陥っている。彼らを救おうと奔走するコーヒー農協連合会の代表者タデッセ・メスケラの活動を追いながら、1杯のコーヒーが消費者に辿り着くまでの道のりに潜む不公正な貿易システムの実態を明らかにするドキュメンタリー。
(出典元:おいしいコーヒーの真実 : 作品情報 - 映画.com)
農家に残るお金は10円以下?
今、カフェでコーヒーを買おうと思うとだいたい300~500円はかかる。
その中でコーヒー農家へ残るお金はいくらぐらいなのだろう?
コーヒーの生産は中南米やアフリカなどの発展途上国が担っている。
その為、途上国のコーヒー農家は厳しい賃金の中で生活をしている。
コーヒー豆、1キロで約40円という価格で取引されている。
農家に残るお金はコーヒー1杯の値段の約1%ほどといわれている。
農業のよくある構造だと思うが、生産者が価格を決められないというのが
問題の根本にある。
1989年に国際コーヒー協定が廃止されてからは、価格は30年前の価格に戻り
現在の取引価格はロンドンとニューヨークで決められている。
また、生産者から消費者の手に届くまでには6度の仲介が入っている。
そのおかげでたくさんのマージンが抜かれ、1杯の価格は300~500円。
しかしながら生産者へは1%しか残らない。
コーヒー農家がいなくなる?
現在、コーヒー農家は厳しい生活の中で、大麻の栽培に変わる農家が増えている。
理由は高く買い取ってくれるから。
厳しい状況の中で農家が生き残っていくにはキチンと対価を払う必要がある。
しかしながら、コーヒーの今の値段が決して安いとは私は思わない。
時間はかかるかもしれないが、しっかり生産⇔消費の構造を見直していく必要があるかと思う。
食って知らないことがいっぱい