現役留学生が考える日本と他の国の就職の違い
カナダに来てはや8か月以上が経ちました
カナダ人の友達や語学学校時代にできたいろいろな国からの友達とたくさんのことを話しました
文化の違いや性格の違い、ほんとにいろいろ
そんな中一つの話題に
職探し
日本でいう就活です
僕は帰国したら即就活をしなくてはいけません
晴れてシューカツ生の仲間入りをするわけです
だから関心はあります
世界の就活事情にも関心がありました
話していく中で日本との違いを感じたのでまとめたいと思います
卒業してから?卒業する前?
日本の場合
日本での就活は大学を卒業する前です
高卒や専門であろうと卒業する前に進路を決まると思います
これが世界からしたら普通じゃない
ほとんどの国では卒業後に就活を始めます
だから説明するのがすごくややこしい
「あと大学が1年残っている」と伝えた後に「帰国したらすぐ就活をしないといけない」と伝えると
大概の人は「????」となります
日本は今は就活の面接解禁の時期が不安定ですが(僕の場合の18卒は6月解禁です)一般的流れとして卒業前に就活を始め会社を決めます
イタリアの場合
イタリアの場合は卒業してから就活をするようです
と言ってもすぐに就活というわけじゃなく卒業後半年間ぐらいインターンしてから就職という流れが一般的なようです
しかし、このインターン賃金が激安で半年間で6万しか貰えないと言っていました
「ええええええええ。すごい激安だ」
と思ったらイタリア人はみんなこのことに文句を言っているよっと言っていました
また、Linkedinというウェブサイトを使うのもかなり一般的だとか
これはイタリアのみならず、ヨーロッパ、アメリカ、などのアジアを除いた地域ではかなり有名らしいです
ちなみにこのLinkedinについては後述します
韓国の場合
韓国の場合も日本と同じように卒業する前から就活を始めます
時期は日本より遅め。
しかし、韓国人の友達はあまり韓国の就活に詳しくなかったです
というのも韓国の就職事情はめちゃめちゃ厳しく韓国人留学生は海外で就職したいから
半端ない競争率で倍率200倍、300倍は当たり前
しかも入社してからもめちゃめちゃ働かされます
韓国では大学に入学するのにもすごい勉強量で
高校生は一日朝の8時から夜の23時まで勉強するらしいです
だからそれが原因で自殺している人も多く社会問題になっているそうです
韓国人の留学生が多いのも納得
カナダの場合
カナダの場合も卒業後に就活をするらしいです
カナダ人は割と自由に就活をやっているイメージです
というのも英語のネイティブというのは語学学校の先生になることができるんですよね
語学学校の先生は別に大学時代に英語を教えることを学んでなくても、卒業後その語学学校が提供する教師のトレーニングコースみたいなのをとれば半年で先生になれます
また他の国でも英語の先生になれるため英語の先生という職は見つけやすいようです
しかし、やはり就職難はあるそうで、MBA(Master of Business Administration、経営学修士)、を二つ持っていてもスターバックスなどで働いている人もいるようです
履歴書の違い
日本では手書きの履歴書指定のところもあると思います
しかし、ほとんどの国ではパソコンで作成した履歴書です
ドイツ人の友達は銀行などの就活で手書きの履歴書なんて持って来たらその時点で即不採用になると思うよっと言っていました
ちなみに日本の履歴書と海外の履歴書は大きく違い
日本の履歴書というとこんな感じですよね
(引用元:履歴書の書き方マニュアル完全版! 履歴書の見本(サンプル)・作成方法 / 履歴書の書き方マニュアル完全版! 履歴書の見本(サンプル)・作成方法 )
しかし海外の履歴書(Resume)はこんな感じ
(引用元:Free Resume Samples & Writing Guides for All )
カナダでは履歴書に写真を貼ってはいけませんし、年齢も記載してはいけません
会社側も顔写真を要求したり、年齢を聞くのは違法なんです
カナダでは色んな人種の人がいるからなのか、見た目や年齢などのパーソナルな部分で不採用にしてはいけないのです
カナダでも人脈のコネというのは力が大きく、「reference」という会社関係者と自分の関係を書くことや推薦人のことを書く場合も多いですし、カバーレターという、履歴書とは別に志望動機などを書く手紙をつける場合もあります。
また先ほど先述したLinkedinというウェブサイトは
あらかじめ自分のプロフィールを登録しておき、資格や技能を登録しておくと企業側からスカウトをもらうことができたり、また、応募することももちろんできたりと履歴書という形ではなく自分のプロフィールをそのまま使う形だそうです。
求める人材の違い
僕がTOEICの問題を解いていて感じた違和感がありました
アメリカの人達は学校での勉強やインターンの経験を語ったり書いたりします
日本だと経験や学んだことなどの個性に関する質問が多いと思います
これは求める人材に違いなのかなと感じました
海外→即戦力な人
日本→一緒に長く働ける人
もちろん、日本でも即戦力な方がいいと思いますが日系企業は研修も手厚く、入社してから育てるという風潮があるのかなと思います
加えて終身雇用ですから人柄なども重要になってくるのではっと思います
海外だとその人の能力がとても大事になってくるので転職も一般的だったりします
こういう理由から「新卒ブランド」や「転職の普及率」の違いがあるのかなと思います
まとめ
僕はどっちのシステムがいいという強い意見はありませんが、個人的には大学を卒業してから就活を始める方がいいんじゃないかなっと思います
やっぱり大学は勉強の場ですし、様々ことを実践する場でもあるので就活があるからできないとなるのはもったいないかなと思います
いや~就活かあああああ
就活終わったみなさんお疲れ様でした!!!!
これから就活のみなさん頑張りましょう!!!!!泣
現役留学生が考える英語についてはこちら
これから就活に突入するゆとり世代の主張