知らなかった!高知県の取り組みがすごい。
こんばんは。
前回の記事で地方格差について書いた記事がありました。
ところが厚生労働省の調査によると定年退職後、東京から地方移住について考えている人は50.8%という数字が出ました。
現実として浮かび上がる疲弊問題
今回のことで言われたのはやはり地方の疲弊問題のようです。
親類の死をきっかけに東京に戻ってきますよ。そう示唆する声も少なくないようです。
確かに、何のつながりも持たずにコミュニティに入っていくのは至難の技かもしれません。
となると東京の方が居心地が良いと感じたりするのでしょうか。
また、一番に言われているのは高齢者ばかりのコミュニティの危険性らしいです。
天災があった際にどう対応するのか。
地域の共助力の低下。
経済基盤の脆さ。
自治体そのものの危険性が言われているようです。
少子化し高齢化の問題を移住してきた高齢者で解決できるのかということです。
CCRC構造というものが考えられ、高齢化への対策は練られていますが、実施には大きな壁が立ちはだかりそうです。
CCRCとは、Continuing Care Retirement Community(継続的なケア付き退職者コミュニティ)の略で、移住した人たちの地域交流や健康寿命の延伸ができるよう、受け皿機能を充実させた町づくりだそうです。
医療費の無駄遣い?学力テストワースト2位?逆転の高知県の取り組み
私はあまりイメージがなかったのですが、高知県はどうやら幸福度ワースト2位のようです。
その理由としては所得が全国46位(つまりワースト2位)であったり、高齢化率も2位です。
高知はその土地柄からセカンドオピニオンが多いようです。
つまり、医者を2軒、3軒はしごするのが普通のようなです。そして相対的に医者の数が多くてもやっていけるようなのです。
このことについては国から医療費の無駄遣いであると指摘されてきたようです。
しかし、そんな高知に面白い動きが
医療分野では先端医療学推進センターという組織が発足。早い段階から医療学生を最先端の医療現場に触れさせている。
その結果、2011年以降、毎年、高知大学の現役学生たちが学会で賞を受賞するという結果に!
高知県の食料品出荷高に目を向けると全国46位と、またしてもビリから2番目。しかし、農業生産高は31位だし、高知の食材のおいしさは有名です。
農業分野でも高知大学と県が連携協定を結び、金融機関や経済界の協力をもとにスタートした事業が、「土佐FBC(フードビジネスクリエイター)」をスタート。
6次産業化や加工販売について意欲的に取り組んでいるようです。
高知のこうした悪い状況が大学生をはじめとした学生のクリエイティブな学びに繋がっているようです。
高知ほどではないですが、私のまわりでも地方を課題に取り組んでいる学生というのは少なからずいます。
新しい分野、伸びしろのある分野として捉えられているようです。
なので、そう悲観しすぎず肩を落とす必要はないかもしれません!
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