貧困と農の関係。世界から見る今後の農業!
こんにちは。
先日は農と食のシンポジウムに参加させていただきました。
農業の今後を考える人々の考えを聞き、僕自身とても刺激を受け、また、考えさせられることばかりでした。
長丁場のシンポジウムだったのですが、その中でもより具体的な話のみここに書き留めておいておこうと思います。
農と貧困はつながっている
貧困の問題って関心が多い人が多いですよね。
日本でも教育貧困、ホームレスなど多くの問題があります。
一見あまり関わりあいのあいように思える貧困と農の問題。
しかし、メキシコのSERAPAZのミゲル・アルバレス・ガンダラ氏はこう述べています。
「みんながみんな空腹にならないように食べるのは可能である。しかし、先進国の人々は食肉を食べ食に対し多くの人の食べるものを奪っているのである。つまり、ある一部の企業が農をコントロールしている時代となっている。」っと。
彼はこれからの時代は自治権を守り、自立するし変革する状況を作ることがこれからの農を守っていくのに必要であると述べています。
発展途上国の農の現状
この会場にはモザンビークの全国農民連合のビゼンテ・アドリアーノ・ビゼンテさんも来られていました。
ビゼンテさんからは発展途上国の農の現状が聞くことができ、モザンビークでの問題の一つに農民が都市に流れているというお話が聞けました。
教育や医療設備のインフラの不足により、農村にいたくないという思いが強く、特に若者が小さなビジネスを始め都市に流れてしまうというのが問題だそうです。
ビザンテさんは農業を独立して考えるのではなく、教育と医療とセットで考え農村から人が出ていかないようにしないといけないと意見していました。
日本でも似たような状況ですね。
発展途上国が農を放棄すれば、多くの人が飢餓に巻き込まれます。
先進国が農のこれからを自ら進んで考えないといけない時代なのかもしれません。
日本での活動
一反百姓「じねん道」の農園主斎藤さんはどうすれば都市住民の農への関心がふえるのか?っという質問に対し、種をまくことだと述べていました。
都市住民はもっと土に触れるべきだと述べ、それこそ今の時代はプランターなどもあるため、身の回りに土があることを意識しなければいけないと述べていました。
斎藤氏によると日本で働いている人の49%は職がなくなるっと言われており、食べていけなくなる時代も遠く考えてはいけないと述べていました。
農の今後は世界的に見ても不安なことばかりです。
しかし、それに落胆するのではなく何をすべきか考えていくことが大切であると思います。
僕はそのためには、農に触れやすい環境設備を整えること、農への関心を集めることが大切ではないかっと思います。