知ってはいるけれど興味ない?路上生活者の実態とは。
こんばんは。
私がまだカナダに旅立つ前に知ったことを少しお話したいと思います。
みなさん路上生活者って知っていますか?
東京のみなさんなら一度は見たことがあるのではないかなと思います。
去年の11月頃から私は路上生活者、俗にいうホームレスの人へ関心を向けいろいろと話を聞いたりしてきました。
そして出国する前に炊き出しのお手伝いをしてきました。
その時の経験を友達に話すと「知らなかった!」という反応が多く、記事にして残そうと思います。
生活保護で貰えるのは月に14万程度!?返済の必要もある?
社会保障のケースワーカーの人に伺ったお話なのですが、生活保護で貰えるお金というのは月に14万円程度らしいです。
住宅は補助してもらえます。
借金などがあっても生活保護を申請したその日から帳消しとされます。
(しかし、中には闇金などから借りたために取り立てにあうケースもあるみたいです)
私が驚いたのはそのあとのことなのですが、生活保護は受給者にもしお金が発生した場合(遺産の相続や就職した、年金を受給し始めた場合)、今まで借りてた分を返済する義務が発生します。
ホームレスの人たちはなぜ生活保護を貰わないのか。
これは私の往年の疑問だったのですが、なぜホームレスの人たちは生活保護を貰わないのでしょうか。
中には精神病などが原因で生活保護を受けれない人もいます。
しかし、大半の人が申請したら受け取れます。
なせそうしないのか。
実際に話を聞くと
「自分で出来るからお世話になる必要はない。」っとの回答でした。
今の高齢者などは人お世話になるのが恥ずかしいと思っている人、また、生活保護の仕組みを理解できていない人、そもそも生活保護の存在を知らない人など様々な要因があります。
炊き出し参加者は普通の人?
炊き出しのお手伝いをしてみると驚いたことに炊き出しの参加者は意外にも普通な人も多かったのが目につきました。(ここでの普通というのは身なりが清潔で一般社会において遜色がない人たち)
どうやら彼らは生活保護を受け取っている人たちなのですが、おそらく(ケースワーカーの人、ホームレスのおじさんから聞いた話をもとにしたあくまで推測です。)生活保護をのお金をパチンコやギャンブルに使っているのではないかということでした。
そのため、お昼ご飯は炊き出しにということではないかっと。
本当に危ない見えない貧困
その中でも最も危ない見えない貧困というのがあります。
今、ホームレスと呼ばれる人たちの中には20代、30代の人も多く増えています。
彼らは生活保護を受けるわけでもなく、路上生活をするわけでもなくインターネットカフェなどで暮らし、日雇いなどで生計を立て暮らしています。
若い人たちは日雇いでも十分稼ぐこと出来るらしく、月に20~25万円ほどになるそうです。
ここから住居費を抜いても15万近くは残るため、生活するのには十分です。
普段はネットカフェなどで暮らし、身なりも普通。
働いてもいるためにまさに「見えない貧困」なのです。
しかし、困るのは病気になった時。
住所がない彼らは国民保険に入ることが出来ません。
そのため、莫大な医療費がかかってしまうのです。
彼らは自分は身体が丈夫だから怪我や病気とは無縁だと思っており、そのことが一番危険なのだとか。
どうでしょう。
知ってはいたけど無視してた存在。
同じ人間。
いつなんどき自分に同じ境遇が降りかかるかもわかりません。
まずは「知ること」からだと思います。