移設に夢の国?沖縄だけの問題?基地移設にディズニーランド。
こんばんは。
今夜はこのニュースから
つい先日、流行語にも選ばれた「SEALDs」が話題となった日米安保問題。
その中でも下火でずっともめているのが沖縄の基地問題。
普天間からの移設を辺野古の埋め立てにするかで依然としてずっともめています。
沖縄基地問題
アメリカ依存といわれる日本にはアメリカ軍基地が国内に何か所かあります。
その中でも沖縄の普天間では問題となっています。
普天間の問題というのはいつから始まったのでしょうか?
(出典:今さら聞けない「普天間移設問題」 なぜここまでこじれたの? | THE PAGE(ザ・ページ))
ことの発端は1995年9月の米兵による少女暴行事件からはじまります。
普天間基地の大きな問題としては沖縄県宜野湾市(ぎのわんし)の中心部にあるという点です。
そのため沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した際、本当にこんな中心部にあってよいのか。危険ではないのかという疑問の声が数多くよせられました。
その後、移設が検討される中で大筋で合意されたり、白紙になったりと結論が右往左往し反感が高まりました。
移設に夢ある??本当に夢の国のディズニーランド??
基地を移設することに対し、普天間飛行場の移設跡地にオリエンタルランドと手を組みディズニーを誘致しようという政府の動きがみられました。
これに対し、宜野湾市との連携がみられ、住民の賛成が高まれば普天間からの移設を余儀なくされます。
つまり辺野古への移設に対して拍車がかかるというわけです。
企業と政府が組むとほとんどの場合、営利目的が大きいために弱者が虐げられるの加速されます。
日本人の方でも今回の発表に関して反感的にみている人は少なくないと思います。
沖縄だけの問題か。日本の問題か。
一見するとこのニュース沖縄だけの問題のように見えます。
安全さや快適さのために、一部の人に対し社会的リスクを押し付けています。
社会の住環境におけるリスクというのは不平等であると考えられるわけです。
しかし、ドイツの社会学者ウルリヒ・ベックはこのようにリスクが不平等に分配される社会は終わり、現代はもれなく平等にリスクに曝される社会。つまりリスク社会であると述べています。
この考えを日本に当てはめると原子力発電所がそうかもしれません。
2011年3月11日に発生した東日本大震災で福島原発の問題が広がりました。
あの時、問題は福島だけと考えられていたでしょうか?
確かにリスクの差はあれど日本全体の問題として考えられました。
今回の沖縄の基地問題もベックの言葉を借りるならば、沖縄だけでなく日本全体の問題と捉えるべきなのかもしれません。
もっと日本全体で考えていく問題なのではないでしょうか?
私、僕は関係ないから知らなーいでいると痛い目を見るかもしれません。