食べたことある?ふなずしから見る奥が深い食文化。
おはようございます。
今朝はこんなニュースから
へえ。ふなずし。
東南アジアでうけるのかと思った。
筆者は東南アジアが好きで3年で何か国か回っているが魚はほとんど口にしたことがなかった。
食事と言ったら炒め物が多く、野菜が主流でお肉や卵でたんぱく質をとるといったような感じであった。
だから、東南アジアで魚料理?っとびっくりしたのだが、魚料理と捉えるより発酵食品と考えたほうがよさそうだ。
しかし、ふなずしとは一体どんなものなのだろうか。滋賀県の郷土料理で筆者は食べたことがないのだが、ネット上では「臭い」「高い」の二重苦とまで書かれていた。
どうやら相当くさいらしい。
調べてみると見た目はこんな感じ。
うーん。確かにいい具合にくたっている。THE発酵食品といった感じだ。
しかし、面白いのはここからで、このふなずし。こんな見た目なのにも関わらず現代のすしの起源と言われている。
現代ですしと聞くと思いつくのはこのような握り寿司であると思う。(美味しそう)
(参考:http://www.hanayuubou.com/03/)
似ても似つかない両者が親戚関係なのだと思うと料理の発展というのは面白い。
そうなってくると、ふなずしのルーツは一体どこからなのだろうっと興味がわいて調べてみる。そうするとなんと東南アジアがルーツで、千年以上前に稲作と共に伝来したらしい。
つまり今回のニュースはまさに逆輸入そのものなのだ。
食文化の里帰り?食文化のブーメラン?
上手い表現は見つからないがそんなことあるのだなっと思った。
もしかして私たちの周りにも気づいていないだけで、海外で発展し日本に帰ってきた食文化があるのだろうか?
今、和食は世界的に注目されていて外へ外へと発信していこうとしている。
今回のような例となる可能性もなくはない。
遠い将来、海外から輸入された食べ物がこれルーツ日本なんだ!と驚くかもしれない。
こう考えると食文化の変化というのは恐れちゃいけないのかもしれない。
海外で全く違ったものがJapanese sushiと言われて日本人は嫌悪感を抱くかもしれない。
筆者もこの状況はあまり心地よく受け取れない。
けど、改めて考えると変化したことを嫌がってはいけない。それより誤解している状況に対し正そうという解釈が大事なのかもしれない。
伝統を守ることと変化していくことはまるで対立軸にいるように感じられるけど、大事なことはいかに平行させられるかということなのかもしれない。
変化を恐れてはいけない。だけどその上でしっかり自国の食文化に対し誇り持って守っていこう。
余談だが、筆者は東南アジアで数回魚料理を食べたことがある。
ミャンマーで食べた川魚は本当に生臭くてとても美味しくなかった。(筆者が食べたのがたまたま美味しくなかったのかもしれないが)
これから東南アジアに旅行にいく人にはあまりオススメしないが話のタネに食べてみてもいいかもしれない笑
もし、ふなずしを食べたことがある人がいたらコメント欄で感想を教えてくれると嬉しいです。